今では社会人として使えて当たり前になりつつあるWordやExcelですが、あなたは自信をもって使えるといえますか?
2020年3月26日のMOS公式サイトのニュース発表で2020年2月29日現在、MOS累計受験者数が440万人を突破したということです。
それだけ人気があり注目されるMOS試験は、Word・Excelをはじめとするオフィス製品の利用スキルを身につける近道であり、受験する価値のあるものだといえます。
今回の記事では試験の概要と学習する際のおすすめ書籍について簡単にお伝えしたいと思います。
MOS試験の概要
マイクロソフト オフィス製品は、バージョンごとに新しい機能が追加・改良されるため、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)は、製品のバージョンごとに試験が分かれています。
試験科目は個々に独立していますので、最初から上級レベル(エキスパート)での受験も可能ですが、資格のバージョンアップ・更新制度はありませんので、新しいバージョンの資格を取得したい場合はあらためて受験する必要があります。
MOS試験のバージョン・科目
現在実施されているMOS試験は以下の3バージョンで、それぞれ Excel・Wrod・PowerPoint・Access・Outlook の科目が実施されています。(2020年8月28日 現在)
- Office 365 & 2019(Excel・Wrod)
- Office 2016(Excel・Wrod・PowerPoint・Access・Outlook)
- Office 2013(Excel・Wrod・PowerPoint・Access・Outlook)
試験レベル
Word と Excel には、一般レベルと上級レベル(エキスパート)の2レベルが用意されています。PowerPoint と Outlook は一般レベルに位置づけされています。Access についてはバージョンにより位置づけが異なります。詳細は MOS公式サイト[試験概要] をご覧ください。
受験料
- 一般レベル
- 一般価格 10,780円(税込)
- 学割価格 8,580円(税込)
- 上級レベル
- 一般価格 12,980円(税込)
- 学割価格 10,780円(税込)
MOS試験の学習
MOS試験はパソコン教室のMOS受験コース受講・通信教育テキストでの学習または市販テキストでの独学などの様々な学習方法があります。
この記事ではおすすめのバージョンであるOffice 365&2019とOffice 2016の市販テキストでの独学について書いていきます。
FOM出版 対策テキスト&問題集
独学でMOSの合格を目指すのであれば、まずはFOM出版のテキスト&問題集で出題範囲の内容をしっかり把握し、付属の模擬試験でコンスタントに90%以上の正答率となるまで学習しましょう。
合格を勝ち取るだけなら単なる操作手順の丸暗記でなんとかなりますが、実際の仕事で使えるかは疑問です。せっかく学習するのですから、内容をしっかり理解して一つでも多くの知識を自分のものにしましょう。
試験科目にOutlookもありますが、残念ながらMOSの市販テキストはありません。受験するのであれば操作マニュアルなどのテキストで学習しましょう。
日経BP出版 MOS対策テキスト・攻略問題集
FOM出版の模擬問題をマスターしてさらに学習を続けるのであれば、日経BP出版のMOS攻略問題集での学習がお勧めです。FOM出版の模擬試験問題とは違った表現・出題の言い回しの違いに対応できるようになることが本試験でも役に立ちます。
模擬試験の付属しない対策テキストも販売されているので購入の際には注意して下さいね。
最後に
MOS2013については出題形式が少し異なり、受験しにくいバージョンといえるのであまりお勧めしていません。可能ならば他のバージョンでの受験をお勧めします。
MOS資格試験は独学でも学習・合格できる試験です。
受験のための学習は必ずWord や Excel の利用スキルを高め、自信をもってビジネスの場で使える実力がつきます。ぜひ挑戦してみてください。